まずはクイズ動画を見て学びましょう
立位正面背腹像と喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)を行います。
肺がん検診は立位正面背腹像の撮影が正しく、立位2方向での撮影は間違いです。
標準線量の胸部CTは利益より放射線被曝の不利益のほうが大きく、非喫煙者や軽喫煙者への低線量胸部CTでは、有益である証拠が不足しています。
40歳以上の男女が対象です。
50代以上で喫煙指数が600以上(過去の喫煙を含む)の人が対象となります。
喫煙指数600未満の方への検診は、偽陽性などのデメリットが多く、血痰(けったん)などの症状がある方は検診ではなく医療機関で受診してください。
1年に1回の受診が正しいです。
肺がんの検診の効果は1年しか持たず、毎年受けないと効果が維持できないことがわかっています。
資格は必要です。日本肺がん学会が「読影医の条件」として定める基準に合致した医師が読影します。
資格は必要です。日本臨床細胞学会の認定を受けた細胞診専門医と細胞検査士のペアと定められています。
胸部エックス線の判定ですが、検診機関毎に異なる場合があり、肺がん学会や人間ドック学会の判定基準を採用している施設が主ですが、 この分類以外も採用している施設があります。
人間ドック学会の判定ではDのみが要精密検査。
肺がん学会の判定では、がん検診としてはEが要精密検査となります。
他に複数の判定があるので、現在その判定について検討中です。できるだけ、肺がん検診での要精密検査判定がわかる施設を選択しましょう。
喀痰細胞診の判定方法は基本1種類です。喀痰細胞診においてはDとEが要精密検査となります。
また、判定結果によっては以下のような精密検査の指示が出ます。 胸部エックス線のE判定では、CTが望ましいことが多いですが、現状では明確に指定していません。
喀痰細胞診の陽性例への精密検査では「気管支鏡検査」が必須ですが紹介状に記載することを明記してはいません。
なお、胸部エックス線でD判定では、当該疾患の精密検査を担当する科を受診して適切な精密検査を行うよう推奨しましょう。
精密検査後の指導は、基本的に精密検査実施機関に任せます。
検診の精密検査後は、以下のアクションが必要です。