まずはクイズ動画を見て学びましょう
免疫便潜血検査2日法は(連続した2日)が正しい検診方法です。
感度(疾患を持った人のうち、検査結果が陽性になる人の割合)という指標がありますが、それが1日法では悪くなります。そのため、必ず連続した2日法で行ってください。
大腸内視鏡については現在検討中です。
40才以上の男女が対象です。
大腸がんの術後あるいは炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)等で、治療中もしくは経過観察中の場合には、大腸がん検診を受けるべきかどうかを主治医に相談しましょう。
1年に1回の受診が正しい間隔です。
日本では、2年に1回の受診は現時点では推奨していません。 ただし海外の多くの国では2年に1回であり、今後の検討によっては推奨される可能性があります。
自覚症状があれば、がん検診ではなく消化器内科を受診しましょう。また、検診で異常なしであっても検診後に自覚症状が出た場合には、消化器内科を受診してください。
臨床検査技師、医師であれば、検査のために必要な認定資格はありません。
2回のうち1回でも陽性の場合は陽性と判定し、要精密検査とします。
大腸がんから出血する日もあれば出血しない日もあるので1回 でも陽性であれば、精密検査が必要です。便潜血の再検を行ってはなりません。要精密検査(便潜血陽性)の場合は大腸内視鏡による精密検査を行います。大腸内視鏡検査が困難な場合には ①大腸CT検査 ②S状結腸鏡検査+注腸エックス線検査を行います。ただし、日本消化器がん検診学会では、大腸内視鏡検査が困難な場合には大腸CT検査を推奨していますが、市区町村の大腸がん検診においては、厚生労働省は未だ大腸CT検査を精密検査法として認めていません。
精密検査で異常を認めた場合は治療するか、主治医の指示に従い定期的に検査を受けましょう。精密検査で異常がなかった場合でも、翌年から通常どおり検診を受診しましょう。精密検査で異常がなかった場合に、翌年の検診を受けないのは間違いです。
精密検査の未受診者を把握すること、精密検査未受診者に個別に受診勧奨すること、精密検査の結果を把握して異常がなかった場合には、次回検診対象者にするという対応が必要です。
精密検査受診状況の把握と精密検査未受診者に対する受診勧奨を行いましょう。
また、精密検査結果に基づく次の指示を把握しましょう。
精密検査未受診者はとてもリスクがありますので、精密検査を受けるように働きかけましょう。また今年精密検査で異常がなかった方も来年の検診は受診してください。検診で異常なしであっても、検診後に自覚症状が出た場合には、消化器内科を受診してください。
正しい検診の知識を身につけ指導していきましょう。そして、精密検査の未受診者は放置せず受診を何度でも勧めましょう。